1 :海江田三郎 ★:2016/10/31(月) 11:50:10.78 ID:CAP_USER.net
http://www.sankeibiz.jp/business/news/161031/bsa1610310500001-n1.htm
(中略)
業務提携の記者会見で、ホンダの青山真二取締役は「熾烈(しれつ)な販売競争があったのは過去の事実だが、しこりはない」と話した。
ヤマハ発の渡部克明取締役は「入社がHY戦争に敗れた年で、すぐに減俸になった」と振り返ったが
、「原付き1種を何とか残したいと思い、提携を選んだ」。市場縮小への危機感が、かつての敵同士の手を結ばせた格好だ。
より深刻なのは国内3位のスズキだ。二輪車事業は販売不振が続き、2016年3月期は営業損失が約102億円と2期連続で赤字を記録した。
開発投資負担が重く
国内4位のカワサキが原付き1種を扱わず、得意の大型車を中心とした専門店の拡大に乗り出す一方、スズキはホンダなどと並び
原付き1種から1000cc級の大型までそろえるフルラインアップメーカー。かつて「カタナ」などの名車を生んだが、
15年度の世界販売台数はホンダの1705万台に対し、スズキは149万6000台と10分の1以下にとどまり、開発投資などの負担が相対的に重い。
スズキも手をこまねいているわけではない。二輪車事業を「経営課題の一丁目一番地」(幹部)と位置付け、
今年5月にマレーシアの生産工場を閉鎖した。国内でも分散する生産機能の浜松工場への集約を決定し、「車種も絞り込んでいく」(同)とする。
スズキが昨年6月に発表した20年までの中期経営計画は、二輪車事業の「選択と集中による赤字体質の脱却」を掲げた
今後は「スポーツ」「150cc以上」という特徴を明確にした製品を開発するとしており、原付き1種などの扱いに注目が集まる。
生き残りに向けて提携先を探すのか、または一部車種の撤退も視野に入れるのか。スズキの次の一手が二輪車業界の未来を占う。(会田聡)
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(中略)
業務提携の記者会見で、ホンダの青山真二取締役は「熾烈(しれつ)な販売競争があったのは過去の事実だが、しこりはない」と話した。
ヤマハ発の渡部克明取締役は「入社がHY戦争に敗れた年で、すぐに減俸になった」と振り返ったが
、「原付き1種を何とか残したいと思い、提携を選んだ」。市場縮小への危機感が、かつての敵同士の手を結ばせた格好だ。
より深刻なのは国内3位のスズキだ。二輪車事業は販売不振が続き、2016年3月期は営業損失が約102億円と2期連続で赤字を記録した。
開発投資負担が重く
国内4位のカワサキが原付き1種を扱わず、得意の大型車を中心とした専門店の拡大に乗り出す一方、スズキはホンダなどと並び
原付き1種から1000cc級の大型までそろえるフルラインアップメーカー。かつて「カタナ」などの名車を生んだが、
15年度の世界販売台数はホンダの1705万台に対し、スズキは149万6000台と10分の1以下にとどまり、開発投資などの負担が相対的に重い。
スズキも手をこまねいているわけではない。二輪車事業を「経営課題の一丁目一番地」(幹部)と位置付け、
今年5月にマレーシアの生産工場を閉鎖した。国内でも分散する生産機能の浜松工場への集約を決定し、「車種も絞り込んでいく」(同)とする。
スズキが昨年6月に発表した20年までの中期経営計画は、二輪車事業の「選択と集中による赤字体質の脱却」を掲げた
今後は「スポーツ」「150cc以上」という特徴を明確にした製品を開発するとしており、原付き1種などの扱いに注目が集まる。
生き残りに向けて提携先を探すのか、または一部車種の撤退も視野に入れるのか。スズキの次の一手が二輪車業界の未来を占う。(会田聡)